ホノルル空港は、ハワイの空の玄関口として最も有名な空港。正式名称は「ダニエル・K・イノウエ国際空港」といい、オアフ島の南端に位置します。本記事では、ホノルル空港を利用する際に知っておきたい5つのポイントをご紹介。初めてハワイを訪れる方、海外の空港で気をつけるべき点について知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1、貴重品管理は徹底


ハワイは比較的治安が良い場所です。とはいえ、海外旅行に油断は禁物。貴重品は必ず肌身離さず携帯し、荷物から目を離さないようにしましょう。

貴重品の中でも特に大切なのがパスポート。パスポートがないと出入国ができなくなってしまいます。管理方法としては、首から下げるタイプのパスポートケースが便利。外から見えないように服の中に隠すことができるので、スリに遭いづらくなります。

荷物の管理も慎重に。荷物から離れるときは、友人や家族と交代で見張り番をし、スーツケースを放置しないようにします。リュックサックは後ろからスリに遭う可能性が高いため、避けた方がベター。ウエストポーチやショルダーバックなど、体の前に持ってこられるバックが最適です。リュックサックを利用したい場合は、ファスナー部分に南京錠をかけたり、前に抱えたりすると安心です。

2、ホノルル空港付近で遊びたい!荷物を預けるならここ

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ホノルル空港では、9.11テロ以降、保安上の理由から空港での荷物預かりサービスは行っていません。そのため、荷物を預けたいときは民間のサービス会社を利用します。

民間のサービス会社で最も有名なのが、「ALOHA AIRPORT DELIVERY AND STORAGE」。ホノルル空港にて、朝7時から夜10時までサービスを提供しています。ホテルまで荷物を取りに来てくれたり、24時間体制で監視をしてくれたりと、しっかりとしたサービスが評判です。料金は一つ目が20ドル、二つ目以降は一つにつき5ドルです。場所は各航空会社の出発ゲートや国際線到着階など複数あり、電話してピックアップに来てもらうことも可能。ホノルル空港に荷物を預けて、空港周辺を散策する際にはぜひ活用したいサービスです。

3、ワイキキへの移動はタクシーorシャトルバス?

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空港からワイキキ市内への交通手段として、タクシーとシャトルバスがあります。それぞれのメリット・デメリット、そして利用方法について紹介していきます。

タクシー

タクシーのメリットは、何と言っても楽なところ。重い荷物を運んだり、ホテルを探しまわったりする手間が省けます。事前予約が不要で、空港に着いてからすぐに移動できるのも魅力です。

デメリットは、シャトルバスよりもコストがかかること。タクシーを利用した場合、市内までの値段は約40ドルが相場です。さらに、運賃の10~15%ほどの金額をチップとして上乗せします。運転手が大きな荷物を運んでくれた場合は、荷物1つにつき1ドルをチップとして手渡すとスマート。クレジットカードが使えないタクシーが多く、現金払いが基本であることにも注意しましょう。

タクシー内でのやり取りは全て英語ですが、事前にホテルの住所と電話番号を用意しておけば、英語がわからなくても大丈夫。スムーズに移動ができるタクシーは、小さな子供がいる家族や、海外旅行が初めての方に向いています。

シャトルバス

シャトルバスのメリットは費用が安いこと。一人当たり16ドル前後が相場なので、2人以下の少人数での利用にも最適です。

デメリットは、ある程度人数が集まらないと発車しないこと。人が集まるのを待つ間に、ロスタイムが出てしまう可能性があります。また、相乗り客のホテルを順番に回るため、自分が泊まる予定のホテルには直行しません。

シャトルバスは24時間運営している会社が多く、予約なしでも乗ることができます。また、会社によっては相乗りではなく貸切での利用も可能。荷物や人数が多い場合は、シャトルバスの利用がおすすめです。

タクシー同様、運転手が荷物を運んでくれた場合は、1ドル程度のチップを忘れずに。往復で利用すると割引が適用される会社が多いので、運転手に詳細を確認しておくと良いでしょう。

4、お得に両替するならホノルル空港より街中のDFS付近で両替しよう

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換金するならどこがお得?

ハワイの通貨はアメリカドル。そのため、現金は日本円からアメリカドルへ換金する必要があります。換金するときは、オアフ島中心にある免税店「T ギャラリア ハワイ」(以下DFS)付近で行うのがおすすめ。DFS付近の両替所は、手数料が無料でレートが良いと人気です。一方、空港の換金所は、手数料が高くレートが悪いのが一般的。また、ホテルでの換金も条件が良いとは言えません。同じ金額を払うのですから、なるべくお得に換金したいもの。換金をするときは、レートが良い場所を選んで利用するようにしましょう。また、入国してすぐ利用する少額分だけ、日本で換金しておくこともおすすめです。

どれくらい換金すれば良い?

換金する量は、チップなどの現金が必要となるケースのみなので、少量でも大丈夫。ハワイのほとんどの場所でクレジットカード支払いが可能です。クレジットカード払いなら、アメリカドルを換金しすぎて余らせる心配もありません。メインの支払方法はクレジットカードにして、換金しすぎないようにするのがおすすめです。

5、入国、出国ともに時間には余裕をもって

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フライト時間の2時間前には空港へ

飛行機の時間は前後する可能性があるため、フライト予定時刻の2時間前には空港に到着しているのがベスト。また、年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの大型連休期間には空港が混雑します。この時期は手荷物検査や出国審査に時間がかかる可能性があるので、フライト予定時刻の3時間前には空港に到着するようにしましょう。

オンラインチェックインを済ませておこう

ほとんどの航空会社では、オンラインで飛行機の事前搭乗手続きができます。このインターネット上の事前搭乗手続きを、オンラインチェックインといいます。オンラインチェックインは、フライト予定時刻の72~24時間前から行うことができます。オンラインチェックインを済ませておくと、空港に着いてからすぐに荷物を預けられ、搭乗手続きの列に並ぶ必要がなくなります。オンラインチェックインは時間短縮になるため、事前に済ませておくと良いでしょう。

空港で時間が余ってしまったときの対処法

空港での楽しみと言えば、免税店でのショッピング。出国手続きを済ませた後には、免税店でお土産やブランド商品を購入することができます。特に、帰りのフライト前の時間は、買い忘れたお土産がないかをチェックする最後のチャンス。現地でしか手に入らない特別なアイテムを、自分へのお土産として購入するのも良いですね。

ゆったりとくつろぎたいときには、空港に併設されているラウンジを利用するのがおすすめ。ラウンジには、ゴールドカード所有者が入れるカード系ラウンジ、航空会社が提供するビジネスクラスラウンジなど、いくつか種類があります。ラウンジによっては、お酒や食事が楽しめる場合も。ラウンジにはフリーWifiも完備されています。インターネットを使って旅先のリサーチをすれば、気分も盛り上がること間違いありません。

ホノルル空港で時間が余ったらぜひ訪れてほしいのが、ガーデンエリアと呼ばれる庭園。ガーデンエリアは手荷物検査を終え、免税店エリアを通り抜けた先にあります。ハワイを感じるトロピカルな庭園に、心が癒されることお約束。ガーデンエリアにはジャパニーズ・ガーデンと呼ばれる和風な一角も。カフェでテイクアウトしたドリンクを飲みながら、旅の思い出に花を咲かせるのも素敵です。

最後に

ホノルル空港を利用する際、押さえておきたい5つのポイントについて紹介しました。空港は期待とワクワクが詰まった楽しい場所。しっかりと準備を整えて、空港での時間を有意義に過ごしてくださいね。