マノアの森歩きを朝の習慣にしているぼくには、いくつかお気に入りの光景があります。そのひとつが、朝のシャワーが残した雨滴でキラキラする森の緑。なかでも好きなのが、サイズが大きいタロイモの葉に落ちた雨滴の姿。水を弾く葉の表面で転がり、もっともくぼんだところでひとつに合体していく水滴をしげしげと眺めるのは、ぼくの朝の瞑想タイムのようなものです。葉の上でプルプルしている大きな水滴は、太平洋の真ん中の、島の森の上にできた雲から落ちてきたばかり、こんな汚れのないピュアな水が他にあるだろうか、などと考えながら・・・