ハワイ王朝第7代君主カラーカウア王の妃、カピオラニ王妃は、56歳の時に当時の住まいだったイオラニ宮殿で、「He manaʻo healoha(愛しい貴方への愛)という歌い出しで始まる不朽のラブソング「カ・イポ・レイ・マヌ」を作ります。当時、ハワイ王国の不安定な情勢を打破しようと懸命に働くカラーカウア王。しかし、過度なストレスで健康を害してしまいます。「環境を変えて療養せよ」という主治医の指示により、1890年11月25日、メインランドサンフランシスコへ向かってホノルル港を発ちます。「私の愛しい人・・・