先週末、ひとつの大きなニュースがハワイ島を駆け巡りました。マウナケアの山頂に直径30mの巨大な鏡を持つ、天体望遠鏡が建設される事が決まったのです。マウナケアはハワイ島の中央に位置し、4200mの標高をいただく環太平洋一の高山です。ハワイでも雪が降る珍しい山として知られていますが、この山が特別なのはそれだけではありません。山頂ははるか雲の上になるため、一年の九割以上が晴れていて、観測の邪魔になる空気のゆらぎが少ない、太平洋の真ん中で街の灯などの光害が少ない、さらに緯度が低いためほぼ全天体の観測がで・・・