マカダミアナッツ入りのチョコレートはハワイの人気定番土産。バターを思わせるような、ほんのり甘いナッツはチョコレートとの相性抜群です。そんなマカダミアナッツチョコレートの手作り体験ができる珍しいスポットがあると聞いてさっそく訪ねてみました。

マカダミアナッツチョコレートの老舗「メネフネ・マック」

手作り体験に向かったのは、ワイキキとダニエル・K・イノウエ空港のちょうど中間のカリヒ地区にあるメネフネ・マック(Menehune Mac)のファクトリー&ショップです。

メネフネ・マックは1939年に設立された、ハワイで最も古いマカダミアナッツチョコレートメーカー。創業以来、100%ハワイ産のマカダミアナッツを使い、〝メイド・イン・ハワイ〟にこだわったマカダミアナッツチョコレート作りをハンドメイドで続けています。

ブランド名にあるメネフネ(Menehune)とは、ハワイの伝説に登場する妖精のこと。働き者でありながらいたずら好きで、夜の間だけ仕事をするといわれ、ハワイ諸島のカウアイ島にある石造りの水路「Menehune Ditch(約42㎞)」や養魚池「Alekoko Fishpond(全長約275m)」を魔法の力を使って、わずか一晩で作り上げたのは彼らだと言い伝えられています。

メネフネ・マックのウェブサイトによれば、1939年にカウアイ島からオアフ島に向かったメネフネは、同社のマスターショコラティエとなって美味しいチョコレート菓子の製造をスタート。現在まで働き続けているんだそうですよ。
このメネフネはメネフネ・マックのブランド・キャラクターでもあります。ファクトリー&ショップの入り口ドアでは、このメネフネくんが私たちを出迎えてくれました。この愛らしい表情と体形に、思わずニコニコしてしまいます。記念写真の撮影にもおすすめです。

いよいよ手作り体験スタート

さっそく、オーナーのニール・アラカキさんに案内されて工場の中に足を踏み入れました。
製造用の機械が整然と配置された工場内は、意外なほど静かです。

まず見せていただいたのが、原料となるチョコレートの板、1枚が約4.3キロあります。

こちらで使用しているチョコレートは、サンフランシスコにある高級チョコレートブランド「Guittard Chocolate Company」社製のもの。
このチョコレートの板をまずはメインタンクに入れ、約50℃で2時間かけて、ゆっくりと溶かしていきます。こちらのタンクひとつで1t分のチョコレートを溶かすことができるそう。

続いて、このチョコレートを別のタンクに移し、「テンパリング」という温度調整を行います。「テンパリング」は、口当たりがソフトで口溶けなめらかなチョコレート作りに欠かせない大切な作業。温度を33℃まで下げ、こちらも2時間をかけてじっくりと行っていくそうです。

さらに25~28℃にまで温度を下げたら、アイスクリームの盛り付けに使うのと同じスクープマシンを使い、茶色い型紙の中にひとつひとつチョコレートを流し込んでいきます。この「キャンディメイク」という作業は一見簡単そうですが、実は熟練の職人さんでないとなかなか上手には出来ません。


さらに20分間かけて18~15℃くらいまでに冷やしたら、これでようやく完成です。このようにして「メネフネ・マック」ではひと月に約200万個のチョコレートを製造。
普段食べている美味しいチョコレートを作るためには、細かな温度調整が必要なことがよくわかりました。

行程を一通り見学させていただいたら、いよいよ、チョコレート作り体験をさせていただきます。
紙パッケージ、サインペン、チョコレートをすくうためのアイスクリームスクープ、容器のプラスチックトレイなどがきれいに並べて準備されていました。

再度、お手本を見せてもらい、紙パッケージにペンで名前を書いたら、チョコレートの流し込み作業に挑戦します!


ボウルに入ったチョコレートをすくって紙型の中に順に流し込んでいきますが、とにかく上手くできません。量も形もバラバラで、キレイとは程遠い仕上がりに…。



でも、これもいい思い出になりますね。
自作のチョコレートが冷えて固まる間、ファクトリーの隣のショップで試食と買い物を楽しみました。

常時10~15種類のチョコレート商品と、プレッツェルなどのクランチー商品のサンプルをいただきながらお気に入りを探せます。季節限定品も合わせると、商品数はトータルで300種類ほどにもなるそうですよ。

参考までに、特に人気の高い商品は次の通りとなっています。下の写真の手前から順に、人気第1位の「パイナップル味マカダミアナッツホワイトチョコレート(15粒入り/$9.95)」、第2位は、あられ煎餅をビターチョコレートでコーティングした「あられレダークチョコレート(15粒入り/$9.95)」、第3位がハワイ産コナコーヒーの風味を生かした「コナコーヒーダークチョコレート(15粒入り/$9.95)」です。

ショップ内には、過去に作られたキャラクターグッズやパッケージなども展示され、およそ80年に渡る「メネフネ・マック(Menehune Mac)」の歴史を感じることができます。ブランド・キャラクターのメネフネくん、やっぱりカワイイです。

今回、案内役を務めてくださったニールさんによれば、「メネフネ・マック」のチョコレートが買えるのは、ハワイではこちらのファクトリーの直営ショップと、高級デパートで知られるニーマン・マーカス(アラモアナ店)などの限られた店舗のみ。そんなレア商品を購入できることも、このツアーのポイントです。

「他社の商品と比べて少し価格が高いのは、厳選された素材を使い、地元ハワイの自社ファクトリーで100%手作りをしているから。最高品質のチョコレートお客様に提供することが私たちの使命なのです」
日本にルーツを持つ、日系ハワイアンのニールさんらしく、「〝本物〟へのこだわり、それが私のヤマトダマシイですね(笑)」と話してくれました。

こちらが帰国後にいただいた手作りチョコレートです。パッケージを開ける際は、ちょっぴりドキドキする瞬間。予想通り、見た目はお世辞にもよいとは言えませんでしたが、味わいはさすがの「メネフネ・マック」。自分で作ったこともあって、とても美味しくいただきました。

まとめ

ツアーに参加できるのは7歳~で、17歳以下は保護者の同伴が必要です。料金はひとり$12.50+税金となっています。年齢を問わず人気のあるマカダミアナッツチョコレート。親子で参加すればとっておきの思い出になることでしょう。

店舗概要

メネフネ・マック Menehune Mac
DATA
住所:707A Waiakamilo Road Honolulu, HI 96817
電話番号:808-841-3344
営業:8:00~17:00(土曜9:00~14:00)/日曜休
※手作りチョコレートの体験ツアーは平日の朝8時15分から1時間程度のスケジュールで実施。料金はひとり$12.50+税金
URL:https://www.menehunemac.com/

※2019年4月時点の情報を基に記載しております。