歴史を学んでおくと、旅行はグッと楽しくなるもの。今回は、ハワイの歴史を感じられるおすすめスポットを5つピックアップしました。これからハワイに行く予定がある方、ハワイの歴史的観光スポットを探している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

1.初代国王「カメハメハ大王」の銅像

カメハメハ大王とは?

カメハメハ大王は、正式な名前を「カメハメハ1世」と言い、ハワイ王国を建設した王様として多くの人々から親しまれています。後に大王となるカメハメハ1世は、幼い頃から体格が良く、非常に勇敢な性格の少年だったと言われています。

当時のハワイは島や地域ごとに分裂しており、常に争いが絶えない状況。カメハメハ大王はこの状態を変えようと、自ら武器を持って戦い、1792年にハワイ島を統一しました。さらに、8年後の1810年にハワイ全島を統一し、現在のハワイの原型を作りました。カメハメハ大王の功績を讃えるため、現在ハワイでは6月11日に「カメハメハ・デー」という祝日が制定されています。

カメハメハ大王の銅像は全部で4つある?!

カメハメハ大王の銅像は、アメリカ国内に4つあります。
最も有名なのが、ホノルルのダウンタウンにある、黄金の銅像。中心部にあるため一番アクセスしやすく、人気の観光スポットです。
2つ目の像がある場所は、カメハメハ大王の生誕地であるハワイ島カパアウ。カメハメハ大王のゆかりの地として、今でも多くの観光客が訪れます。
3つ目はワシントンのナショナル・スタチュアリー・ホールに、4つ目はハワイ島ヒロのカメハメハ・スクールに置かれています。
ハワイいる間に、カメハメハ大王の銅像巡りをしてみるのも面白いかもしれませんね。

《基本情報》

・ホノルル市内の銅像
住所:957 Punchbowl Street, Honolulu, HI
アクセス:ワイキキトロリー「カメハメハ大王停留所」下車
入場料:無料
営業時間:終日

2.アメリカ唯一の宮殿「イオラニ宮殿」

Photo by Edmund Garman on Foter.com / CC BY

イオラニ宮殿の歴史

イオラニ宮殿は、1882年にハワイ王朝第七代目、カラカウア王によって建設されました。カラカウア王は外交に力を注いだ人物として有名で、約10ヶ月に及ぶ世界一周外交を行いました。カラカウア王は世界一周の途中で日本に立ち寄っており、明治天皇と会見を果たしています。

イオラニ宮殿は西洋式の建物で、アメリカ国内にある唯一の宮殿です。宮殿内には水洗式トイレや電気、お湯が出るシャワーなどがあり、最先端の技術を駆使して建設されています。建設費用にかかった金額は、当時のお金で36万ドル。イオラニ宮殿はハワイ王国の繁栄を象徴する建物でもあるのですね。

イオラニ宮殿の特徴

イオラニ宮殿の装飾はとてもゴージャス。世界中を見てきたカラカウア王らしい、西洋式のきらびやかな部屋が広がります。一階にある王座の間は、特に念入りに作られた部屋。壁には世界各国の王の勲章が飾られています。二階には寝室や執務室などがあり、王たちの生活スペースとなっていました。当時のベッドを再現した寝室では、王族の暮らしぶりを垣間見ることができるでしょう。

イオラニ宮殿のツアーに参加しよう!

イオラニ宮殿では、日本語ツアーが用意されています。ツアーにはガイド付きツアーとオーディオツアーの二種類があるので、予算や開催時間に合わせて選ぶのがおすすめです。ガイドツアーの予約は、電話もしくはイオラニ・バックスにあるチケットオフィスで予約可能。オーディオツアーは予約不要です。イオラニ宮殿の裏に隠された歴史を知ることで、ハワイの歴史をより身近に感じることができますよ。

《ツアー情報》

予約電話:808-522-0832 (英語・録音音声)
チケットオフィス営業時間:8:30~16:00(月曜日から土曜日)
ガイドツアー料金:大人21.75ドル、5歳以上12歳未満6ドル
オーディオツアー料金:大人14.75ドル、5歳以上12歳未満6ドル

《基本情報》

・イオラニ宮殿
住所:364, South King Street, Honolulu, HI 96813
アクセス:ワイキキトロリー レッドライン「イオラニ宮殿前」
入場料:大人6ドル、5歳以上12歳未満3ドル
営業時間:9:00~17:00
URL:https://www.iolanipalace.org/

3.王女「プリンセスカイウラニ」の銅像

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プリンセスカイウラニの生涯

カイウラニは生まれてすぐにカラカウア家の養子となり、プリンセスとして育てられました。彼女が生きた時代は、白人とハワイアンの対立が激化していた時代。プリンセスカイウラニの人生は波乱万丈でした。

プリンセスカイウラニは13歳から18歳までをイギリスで過ごし、音楽や芸術を学びます。一方で、ハワイとアメリカの対立は高まるばかり。そんな中、プリンセスカイウラニは王位継承者となり、ハワイの運命を託されます。しかし、彼女がイギリス留学からハワイへ帰国したときには、ハワイ王国はすでに崩壊。1898年ハワイはアメリカに併合されます。そして翌年1899年、プリンセスカイウラニは病をこじらせ、23歳という若さで生涯を閉じることになりました。

プリンセスカイウラニに会いに行こう

当時の西洋諸国は、ハワイの人々を言葉が通じない野蛮人だと考えていました。しかし、プリンセスカイウラニの上品な動作と美貌を目の当たりにして、考えを変えたといいます。それほどまでにプリンセスカイウラニは美しく聡明であり、多くの人から愛されていたのです。
プリンセスカイウラニの銅像は、ワイキキの中心部のアイナハウ・パークにあります。銅像の足元にいるクジャクは、プリンセスカイウラニが飼っていたペット。プリンセスカイウラニは50羽以上ものクジャクとともに、美しい庭園で幸せな幼少期を過ごしたといわれています。

映画『プリンセスカイウラニ』でハワイの歴史を知ろう!

プリンセスカイウラニについてもっと知りたい方は、映画『プリンセス・カイウラニ』を見るのがおすすめ。映画では、「悲劇の女王」とも呼ばれる彼女の激動の人生や、「プリンセス」の裏側に隠された苦悩が描かれています。プリンセスカイウラニが多くの人から愛されている理由がわかる映画です。

《基本情報》

・プリンセスカイウラニの銅像
住所:120 Kaiulani Avenue, Honolulu, Oahu, HI 96815
アクセス:ロイヤル・ハワイアン・センター(Royal Hawaiian Center)から徒歩10分
入場料:無料
営業時間:終日

4.聖地「クアロア」

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クアロアの歴史

オアフ島の東に位置するクアロアは、かつては王族のみが立ち入ることを許されていた神聖な場所。クアロアはもともとカメハメハ3世の相談役だったゲリット・P・ジャッド氏の保有地でした。土地の総面積は約4000エーカー。東京ドーム450個分の大きさに相当します。
クアロアでは元々さとうきびが栽培されていましたが、干ばつが続き、さとうきび農園は閉鎖。1980年代に入ってから、クアロアは現在の姿になりました。現在クアロアは農業体験や大自然、様々なアクティビティーが楽しめる人気スポットとなっています。

クアロアを満喫しよう!

クアロアには、たくさんのツアーやアクティビティーが用意されています。特に人気のツアーは、クアロアの歴史や神話を聞きながら絶景ポイントをめぐる「レジェンド&レガシー・ツアー」。クアロアの神秘的な自然に囲まれながら神話を聞くと、まるでおとぎ話の世界にいるかのような気分に。絶景ポイントでは、日本ではなかなか見られない雄大な自然を堪能できます。

ハリウッド映画好きには、映画のロケツアーも人気です。クアロアは映画『ジュラシック・パーク』や『ゴジラ』の撮影地。ロケセットがそのまま残されている場所もあるため、映画好きにはたまりません。自分自身が映画の世界に紛れ込んでしまったような気分を味わうことができますよ。

《基本情報》

・クアロア
住所:49-560 Kamehameha Hwy. Kaneohe, HI 96744
アクセス:ワイキキから車で50分
入場料:ツアーパッケージによる
営業時間:毎日7:30~18:30
URL:https://www.kualoa.jp/

5.「ハワイアン・ミッションハウス史跡資料館」

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ハワイアン・ミッションハウスとハワイ

ハワイアン・ミッションハウスは、1820年ボストンからやってきた宣教師たちによって建てられました。主に宣教師たちの住居、作業場として利用されており、ハワイで最も古い木造建築物でもあります。

もともとはキリスト教の布教のためにやってきた宣教師たちですが、宗教以外にも多くのものをハワイに残しています。中でも特に大きな影響を及ぼしたのが、文字。宣教師たちは文字が存在しなかったハワイに印刷機を持ち込み、文字を用いてハワイ語の聖書を作成しました。これよって、文字が社会的に浸透し、ハワイの文化が文字でも継承されるようになったのです。

また、ハワイの女性たちにアメリカ式のパッチワークを教えたのも宣教師たち。パッチワークの技術を元に、ハワイの伝統工芸ハワイアンキルトが確立したとされています。

ハワイアン・ミッションハウスの楽しみ方

宣教師たちの到来は、良くも悪くもハワイを変えたと言われています。ミッションハウスが建てられた19世紀は、ハワイと西洋のつながりが濃くなっていった時期。キリスト教世界とハワイの関わりという視点から資料館を覗くと、新たなハワイの姿が見えてきます。

ハワイアン・ミッションハウスは鍵がかかっているため、自由に見学することはできません。中を見学する場合は、ツアーに参加します。ツアーの所要時間は約1時間。ハワイアン・ミッションハウスについて知識があるガイドが、当時の様子について詳しく解説してくれます。現在のハワイをより深く理解するために、ぜひ訪れておきたい場所です。

《基本情報》

・ハワイアン・ミッションハウス史跡資料館
住所:553 South king St., Honolulu
アクセス:ワイキキ中心部から車で15分
入場料:大人10ドル、学生書のある学生6ドル、5歳以下無料
営業時間:10:00~16:00(日曜、月曜休館)
URL:https://www.missionhouses.org/

最後に

歴史を学ぶと、新しい世界が見えてきます。特にハワイは、ここ数百年で大きく状況が変わった地域。史跡を訪ねて、ハワイの魅力を再発見してみてくださいね。