おいしく飲めて、体に優しいヘルシードリンクは、今や世界中で大人気。もちろん、伝統的な食文化と最先端グルメが共存するハワイにも、さまざまなヘルシードリンクがあります。本特集では、今、ハワイで楽しみたいヘルシードリンクの魅力を、現地在住のライター・コーディネーター神宮寺愛さんがご紹介します!

健康ドリンク“コンブチャ”を、ハワイフレーバーで!

ハワイでは、ちょっと疲れ気味な時や、体を動かした後に、「コンブチャ、飲む?」と勧められることがあります。「え、昆布茶ですか? 渋いですね」と思うことなかれ、今、健康ドリンクの代表格として注目されるコンブチャは、日本でも70年代〜80年代に流行っていた紅茶キノコなのです。ハワイでも以前から瓶詰めのコンブチャがオーガニック・ナチュラル系店舗で販売されていたのですが、近年、健康志向が高い人が多いマウイ島やカウアイ島では、島内のジュースメーカーが生産をはじめ、毎日作りたてのコンブチャを買うことができるようになりました。大手チェーンのホール・フーズ、マウイ島発祥のダウン・トゥ・アース、島の老舗オーガニック・ナチュラル系店舗のデリやジュースのコーナーやヘルス・バー&カフェにはコンブチャ・バーが設置されているほか、レストランのドリンクメニューの定番になりつつあります。

コンブチャが健康ドリンクとして注目されている理由の一つは、米国の食文化のなかで不足しがちな植物性の発酵食品だからです。主な成分は乳酸菌、消化酵素、酢酸菌といった菌類、まさに菌活が必要な人にはぴったりな食品。さらに、ビタミンBやC、ポリフェノールやミネラル、アミノ酸なども豊富なので、健康にも美容にもよいために人気となり、定番化しているのでしょう。ハワイのコンブチャ・メーカーは、それぞれ紅茶キノコの株を育てるところからこだわっているようですが、特に工夫しているのは発酵してできた紅茶キノコをどうやって飲みやすく、さらに健康的に仕上げられるかです。そこで、地元の果物や野菜、ハーブ類を入れて二次発酵させたり、素材をコールドプレス法で絞り出て混ぜるなど、メーカーによって特徴を出しています。パイナップル、リリコイ(パッションフルーツ)、マンゴー、ストロベリーなどの味はローカルにも観光客にも大人気。日替わりでフレーバーが変わることが多く、毎日飲むのが楽しくなりそうというわけです!

ハワイ土産の代表格マカデミアナッツが、ドリンクに変身!

100%自分のためだけに時間が使えるハワイひとり旅は、日々頑張っている自分へのご褒美のようなもの。贅沢で優雅な旅の時間に身を委ねるなら、いっそお気に入りのホテルに籠もってスパやトリートメント三昧の1日を過ごしてみては? ご存知の通り、魅力的なホテルが建ち並ぶオアフ島のワイキキやコオリナ、マウイ島のワイレアやカアナパリ周辺は、ラグジュアリーなホテルが建ち並ぶ、世界屈指のリゾートエリア。各ホテルには、それぞれ個性の異なるスパやエステがあり、至福の癒やしを体験することができます。海を見渡すゲストルームで目覚め、プールでひと泳ぎしてから、スパでトリートメント……。そんな夢のようなハワイ生活を心ゆくまで楽しめるのも、ひとり旅の特権です。

スムージーやアサイボウルを作る時や、カフェでラテやチャイをオーダーする際の牛乳以外の選択肢として、アメリカではアーモンドミルクがかなり定着しています。また、それ以外でもカシューナッツミルク、ウォールナッツミルク、ココナッツミルクなどのナッツのミルクや、米や大豆、麻の実などの穀物の飲料は乳製品の代わりになる、なくてはならない存在です。

最近、ハワイのナッツ、マカデミアナッツのミルクは市場に出るようになり、風味がよく、きめ細やかな味わいで、癖がないので、さっそく人気になっています。特にナッツミルクと称して、ハワイのヘルス・バーやカフェ、ジュース&スムージー・バーやアサイボウルの店などに置かれているものアーモンドとマカデミアナッツのブレンドが多く、ブレンドすることでまろやかな味になり、飲みやすくなったという声が高く、定番化しています。

植物性ミルクはナッツに共通するオレイン酸やミネラル、ビタミンが豊富なことから、ラクト・アレルギーの方だけではなく、健康や美容に興味のある方であれば、好んで飲んでいるでしょう。マカデミアナッツはそのなかでも特に抗酸化作用の高いビタミンEが多く、アンチエイジングに大活躍。今年に入って、ハワイ島のロイヤル・ハワイアン・オーチャーズからの市販品がスーパーマーケットに並ぶようになり、益々マカデミアナッツミルクが身近になりましたが、カフェやショップの自家製や、小規模メーカーのものは、それぞれ味が違って個性的。いち早く取り組んだマウイ島パイアのナーリッシュ・ヘルス・バー&カフェのナッツミルクはスーパーフードを組み合わせて数種類のフレーバーを選べるのでナッツミルク初心者にも好評。また、小規模生産でマウイ島の店舗にのみ卸しているナッツミルク・マウイのものは、ほかにはないきめ細やかさとまろやかさでカフェで大人気。健康によいだけではなく、まずは味が大事ですよね!

古代からハワイで重宝される食材で、エネルギーをチャージ!

みんなで楽しむハワイの旅だと、どうしても多彩な遊びの選択肢があるオアフ島やマウイ島を選んでしまいがち。けれどひとり旅なら、思い切って通好みのネイバーアイランドに足を延ばすという選択肢もあります。ハワイの6つの島のなかでも、最も小さなラナイ島は、そんな時におすすめのネイバーアイランド。赤土の大地に巨大な岩や石の塔が林立する神秘的な光景から「神々の庭園」と称される「ケアヒアカヴェロ」をはじめ、ラナイ島にはネイバーアイランドならではの手つかずの大自然が点在。さらに島の南部に広がるマネレ湾の周辺には隠れ家のようなとびきりのリゾートも。静かで、美しいラナイの時間をひとり占めするのにうってつけです。

「う、臭い!」の次には、「不味い〜っ」と言いたくなるノニ。ハワイでは古くから薬用植物として使われ、実だけではなく、葉なども治療に使われていたそうです。ノニ・ジュースや錠剤として随分前から販売されていますが、最近はレザーといって、まるで革のようなシート状のものまであります。栄養豊富な“スーパーフード”として注目されるノニですが、やっぱり味と臭みが気になる人は多いはずです。そこで最近ローカルに人気なのは、ハワイアン・オラのスパークリング・ノニ。パイナップル、レモン・ライム、ジンジャー・ターメリック、ビーツの四種類のフレーバーの発泡飲料です。知らずにいれば、ソーダのように飲んでしまうほど、ノニの味は遥か彼方に!また、そこまでノニの味を消し去らずに、これは効きそうだとショットのように飲みたい人には、小さなボトルに入ったショットタイプもあります。

ノニと違って、多くの人に愛されるココナッツ・ウォーター。ミネラル豊富で体に吸収されやすい飲み物として知られていますが、飲み方といえば、実から直接飲むもよし、お好みのココナッツ・ウォーターのメーカーを選ぶもよし。海からあがった後や、思いっきり汗をかいた時は、ココナッツ・ウォーターが体にしみる感じがたまらないのです。ココナッツ・ウォーターの市販品にもフレーバーがついているものがありますが、オススメは自分の好みのコールドプレスジュースと半々にする方法です。フルーツのジュースでもいいですが、最近流行っているハーブのカクテルを意識して、ミント、バジルなどをそれに加えると抜群。またキファ入りと書いてあるものはココナッツからの乳酸菌の入ったものなので、整腸が必要なときの必需品。お酒好きのローカルは、冷やしたココナッツにジャック・ダニエルを注いで飲む、ココ・ジャックが定番。歌にもあるように、ココナッツは実一つで海を渡って、島にたどり着き、成長することができる力強い万能な植物。ぜひともエネルギーをチャージしたいものです!